副作用は危ない?

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副作用
どうしても医療をチョイスするときに気になってしまいますよね

そこで、みなさんに医療と非医療の違いについてキチンとご理解いただけるように
医療機関として出来るだけ分かりやすく説明したいと思います

まず、お薬には主作用と副作用というものが必ずあります

主作用とは

一般的に「効果」と言われ
例えば痛み止めのお薬の「痛みを取る」という作用です

副作用とは

お薬の狙った効果以外の作用
つまり痛み止めの「痛みを取る」という作用以外の働きを指します

 

分かりやすく」、スマホの通信プランで例えてみましょう

電話でお話をするのが大好きで当然カケ放題(主作用)に入りたい…
でもカケ放題に入ると自動的にパケ放題(副作用)もついてくる…

SNSなどのWebサービスをほとんど利用しない方にとっては大迷惑な話しですが
カケ放題(主作用)とパケ放題(副作用)は2つセットで切っても切り離せないプラン(効果)なのです。

お金がもったいない(副作用のリスクが怖い)からパケ放題(副作用)を外してよって思うけど
パケ放題(副作用)を外す=カケ放題(主作用)も失ってしまう…

 

自己啓発本などによく書かれている一文

「なにかを得たいなら何かを失わなければならない。
失う勇気がなければ何も得られない。

 

経済関連本にはこう書かれています

「高いリターンを得るには高いリスクを覚悟しなければならない。
ローリスクでハイリターンな儲け話は100%詐欺である。」

これは自己啓発や経済、医療に限ったことではありません
どんなことにも当てはまる真理です

 

つまり、メリット(主作用)デメリット(副作用)
切っても切れない表裏一体の存在なのです

 

もっと分かりやすく言うと

効果がある=副作用がある
副作用がない=効果もない

ということなのです

 

よく「薬ではないので副作用の心配は一切ありません!」とオーガニック商品やサプリメント(健康食品)を必死に売り込もうとする広告をよく目にしますよね?

あれは「副作用はありませんが特に何の効果もありません」と言っているのと同じです

 

 

ちゃんとした効果を得るために最小限のリスクを受け取るか

リスクを恐れるあまり何のメリットも得ないままにするのか

 

同じお金をつかうなら無意味なモノより意味のあるモノに使うべきだと思いませんか?

 

そしてよく考えてみて欲しい事がもう一つあります

 

なぜお薬は
販売開始した時点で副作用が分かっているのか?
という点です

 

お薬はサプリメントなどとは違い、自然界に存在しない成分を0から生み出したものです

その開発には平均で12年が掛かります

12年かけて開発された新成分が狙った効果を出せると分かってから動物実験を行います

小さい哺乳類モルモットで効果と副作用を確認し、調整し、安全が確認できたら
人間に近いサルでさらに効果と副作用を確認し、安全が確認できたら
そのデータを元に日本の厚生労働省、アメリカのFDA、ヨーロッパのEMAなどに臨床実験の申請を行います

臨床実験とは有志による「人体実験」のことです

この人体実験で効果と安全性が確認され、それを国が認めた時点で販売許可が降りるのです

ここまでにかかる時間は平均で20年

今みなさんが目にするお薬は20年間の実験の結果
だから、すでにどんなリスクがあるのかが分かっていて
そのリクスを最小限にする調整がされているモノなのです

 

サプリメントのように自然界に存在する成分をこねくり回して固めたモノとはぜんぜん違うのです

20年間の実証でリスクが把握できていて、そのリスクを管理できているものがお薬なのです

 

では最後に皆さんが本当に恐れるべきものを教えましょう

それは…

それは「予期せぬトラブル

福岡で就職したい企業No.1にもなったことがある洗顔化粧品が
モッチリとした泡を作るために小麦を加水分解した成分を含有させ
結果として多くの愛用者をアレルギー体質にしてしまい
集団訴訟が起きている事件は記憶に新しいと思います

おそらく製造していたメーカーも、まさか加水分解した小麦でアレルギーにしてしまうなんて想像もしていなかったでしょう
これこそが最も恐れるべき予期せぬトラブルです

医薬品の副作用は予期できているもの
必要以上に怖がる必要はないのです


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